微細な中に清らかな世界が息づく、美しいメダイです。エナメルの青はマリア様の色、そしてこれは聖母マリア出現の奇跡の地、フランス、ルルドのものです。
19世紀中頃、ルルドの洞窟の前で地元の少女ベルナデッタが貴婦人と会いました。その話を聞いたキリスト教会が調査の結果、聖母マリア出現の奇跡と認め、当地はフランスの大切なマリア巡礼の地となります。
このメダイの片面にはマリア様の横顔が、もう片面にはベルナデッタと彼女の前に現れた聖母が浮き彫りになっています。こんな小さな中によくぞと思われる細工ですが、あえて小さな世界に封じ込めることにも意味があるのかもしれません。
合わせたホーリーカードはイエス・キリスト、聖母子像の2枚で、どちらも表情豊かで雰囲気のある図版に金彩の装飾が美しいお品です。一枚の裏には綺麗な筆記体で、マリー・ルイーズという少女の聖体拝領の記念のカードであることと1915年5月20日の日付が記されています。
清らかな祝福と喜びのセットをどうぞお手元にお迎えください。

ホーリーカードは1915年のフランス、パリ製、メダイもほぼ同時代のものでしょう。
サイズは、メダイが直径約0.6センチ、チェーンは現行品で長さが約44センチです。カードは約7×11.2センチです。
どちらも古いものですので傷や折れ、汚れがあります。