アクセサリーパーツ「ゴシック聖堂」
木々の間に垣間見えるゴシック聖堂が彫られています。漆黒の素材ボグオークが、昼なお暗い森に打ち捨てられた雰囲気を醸し出します。
19世紀中頃、夫を亡くしたヴィクトリア女王は10年以上も喪に服し、そのためイギリスでは喪の装飾品モーニングジュエリーが広まりました。それは本来、木材が化石化したジェットで造るのですが、産出量が少ないため何種類もの代替品が使われました。その中でも筆頭に挙げられるのがこのボグオークで、ジェットほど長い年月ではありませんが、オークなどの広葉樹が数千年かけて炭化したものです。緻密な割に軽量な木質、艶のある漆黒の色彩がモーニングジュエリーに相応しいものです。
こちらは左右に2箇所ずつ小さな穴が開けられており、そこに糸を通して使用するアクセサリーパーツでしょう。素材、モチーフの聖堂などから、元々はモーニングジュエリーに用いるものだったと思われます。
何かに縫い付けても周囲の空気感を変えるアクセントになることでしょう。さて、皆さんはこの存在感のある貴重なパーツをどのようにお使いになりますか。
19世紀の終わりから20世紀初頭のイギリス製で、サイズは直径約3.4センチ、厚さが約1センチです。
古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。