丸い紙箱に灯る蝋燭の絵があります。遠い昔、暗い夜の大切な明かりだった蝋燭が入っていたのでしょう。これは1900年頃、フランスのものです。さて、19世紀から20世紀へと移り変わる時代を振り出しに、様々な思い出の品を詰め込みました。
コルク栓のガラス瓶は、かつて時計職人が修理の際に微細なパーツを保管したものです。古いボタンや鍵、いまでも蓋が機能するロケットペンダントは懐中時計のケースだったかもしれません。このケースの中にはさらに色々入っていますからお楽しみに。
1965年、宇宙開発競争時代のソ連のピンバッジ。この辺りで思い出は終わっているようです。

『昨夜の雪で外出もままならない私は、気まぐれに屋根裏部屋に上がってみることにした。埃の積もる戸棚の引き出しを開けると、蝋燭の箱があった。持ってみると重い。蓋を開けて中を見た私の心は、少しだけセンチメンタルな感動で揺れた。積もった雪に反射した白い光が差し込む。冷え切った部屋の中で、私はひととき時空の旅人となり、懐かしい思い出の中にいた。』

とてもお買い得なセットになっています。紙箱の直径が約6.8センチ、厚さが外寸約2センチです。
古いものですので箱、中のものともに傷、汚れがあります。