オパールセントガラスの香水瓶
オパールセントガラスの香水瓶です。オパールセントガラスはガラスらしからぬ柔らかな質感で、ぼんやりと青白い姿にレモンやアプリコットの遊色を浮かべる様がなんとも幻想的です。
こちらはギリシャ・ローマの神話に登場する妖精ニンフたちを瓶全体にレリーフにしたお品で、オパールセントガラスで表現されたその姿は美しくも妖しく、これこそまさにこのガラスに相応しい題材です。
瓶の中は中空ですから、光の加減でそこにレモンやアプリコットの靄が立ち込め、浮かび上がるニンフたちの肢体は水色やレモン色の光をまとって、その刹那、神話の妖精たちが眼前で舞っているような景色となります。
また、普段の室内では半透明の、霞むような柔らかな乳青色で、こちらも夢幻の世界を思わせる美しい佇まいです。
1920年代から30年代、アール・デコの時代のフランス製です。サインはありませんが、当時、パリ市内にあった工房で造られたものと思われます。
サイズは高さが約15センチです。
古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。