綺麗にカットされたペーストガラスが数えきれないほど使われたクリップです。台座のシルバーは、ややダークな質感から角度によってさっと光の筋を浮かべる姿がドラマティックで素敵です。輝きを宿すクリアな粒が優雅に結ばれたリボンの台座に見事なグラデーションでセットされた姿は、まさに光のリボンです。
宝石の美しさを模倣して考案されたペーストガラスは19世紀に技術のピークを迎え、20世紀に入って優れたデザインの装飾品に多用されました。こちらも1930年代、アール・デコのイギリスで製作されましたが、まさにそのような時代の作品のひとつです。
もともとドレスクリップと呼ばれるものですが、襟元につけたりショールをとめたりと、お手軽にご利用いただけるアイテムです。

サイズは約2.7×3.6センチです。
古いものですので傷、汚れがあります。