可愛らしいどんぐりがひとつ、コロンとついたブレスレットです。素材のシルバーに古色が降って程よく黒味を帯び、ただ可愛いだけでなくシックでエレガントな雰囲気が漂います。チェーンには所々、細かい模様が刻まれ、それもよいアクセントになっています。
チェーンのブレスレットと言うとずっしりとマニッシュなイメージがあるのですが、こちらは全体が中空になっており、驚くほど軽やかなのです。シルバーの細い筒をねじったものを連結してチェーンの造形にするという、大変手の込んだ細工が施されています。ですから、風のように柔らかく軽快につけていただくことができます。
銀の刻印がありますが、詳細は潰れてしまって読み取れません。素材は純度80%のシルバー800か純度95%のシルバー950ですが、売り主は"sold silver"「純銀」と言っておりましたので、後者かもしれません。
クールでソフトな銀の光をそっと手首に宿らせてみてはいかがでしょう。

1920年代から30年代、アール・デコの時代までのフランス製です。
サイズは、どんぐりが約1.7センチ、チェーンの長さが約20センチで、チェーンを切り離す環が付いています。
古いものですので傷、汚れがあります。