白磁のインクウェル
クールでシックな白磁のインク壺です。インクウエルはガラスや金属製が多く、陶器のそれも白いものは少し珍しいと思います。また、鹿の角のように立ち上がっているものはブロンズ製のペン置きで、ごつごつと重厚な質感の金属と陶器の滑らかな肌の対比が素敵です。
円筒の側面に突き出している部分でペンにインクをつけたのでしょう。また、その右横にある小さな穴はペン先をさすとちょうどよいので、その用途に使うものと思われます。
開口部を縁取るブロンズもくっきりとよいコントラストになっていますが、本来ついていた蓋は失われています。インクを適量注ぎ、少しずつ足しながらお使いください。
画像の撮影に使ったヤマアラシのトゲを軸にしたつけペンをおまけにおつけします。
ちょうど世紀の変わり目、1900年頃のフランス製です。サイズは、受け皿部分の直径が約10.5センチ、高さの最大が約10センチです。
古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。