金の絆のブローチ
ふたつのハートに花が添えられ"MIZPAH"という言葉が彫られています。金メッキよりもずっと層の厚い金張りの優しく落ち着いた金色が、しっとりと上品な光を湛えています。
"MIZPAH"「ミツパ」はヘブライ語で、旧約聖書、創世記の物語に由来する「見張り塔」のことです。それから時代が下って、この言葉は、離れ離れになったふたりの間を神が見守ってくださるという意味で使われるようになりました。
ハートのもう一方にはそれにちなんだ、「私たちが離れている時も、神様が私とあなたの間を見守っています。」という英文が彫り込まれています。この「間」"between"という表現が大切で、「それぞれを守ってくださる。」のではなく「ふたりの絆を守ってくださる。」という意味なのです。この何があっても切れることのない心の繋がりを象徴する言葉とデザインにより、戦地へ赴く人への贈り物にも多く用いられました。
こちらは19世紀、ヴィクトリア朝のイギリスで作られたもので、つた模様の装飾などもクラシックな雰囲気ですが、そこにこもっている純真な祈りの気持ちが感じられます。
サイズは約3.3×2.7センチです。
古いものですので傷、汚れがあります。
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