金色の色彩が散開する光のようです。施された金メッキはややダークなニュアンスで重厚感があります。王冠のような造形は豊かに繁茂する植物がモチーフで、柔らかに広がる生命の曲線と上品な金の色彩が相まって、とてもエレガントな襟留めになりました。
この襟留めは "boucle de cape" と申しまして、コートやマント、ケープなどの襟に縫い付けてバックルとして使います。裏面にバーが付いておりますので、お手持ちの衣装に縫い付けてお使い下さい。どんなお召し物も上品な中に優雅な華のある雰囲気にしてくれることでしょう。

世紀の変わり目、1900年頃、アール・ヌーヴォーの時代のフランス製です。
サイズは1点が約3.5×3.8センチです。
古いものですので傷、汚れがありますが、時代の割りにはよい状態です。