聖杯の左右に小麦、それを包むようにおかれたユリの花のメダイです。素材は、刻印はありませんがシルバーとのことで、それに金メッキを施した聖杯が神々しい光をまとい、小麦はイエス・キリストの肉体を表しています。優雅な曲線を描く周囲のユリは聖母マリアの象徴であり、全体の凝った意匠と造りが、このメダイが特別なものであることを物語っています。さらにその証として、裏面には "DESMOND" の名前と1929年5月30日の日付が刻まれています。
これは洗礼の記念にあつらえられたものだそうで、生涯、イエス様、マリア様のご加護があるようにと願う大切なお品だったのでしょう。長い時の流れを経てきたこのメダイの新たな時を、ともに刻んでみてはいかがでしょうか。

1929年のフランス製で、サイズは約2.2×3センチ、チェーンは現行品で長さが約44センチです。
古いものですので傷、汚れがあります。