デスカード「時計草のピエタ」
銀色の十字架のピエタ。周囲を時計草が縁取っています。時計草は英語では「パッションフラワー」ですが、この「パッション」は「情熱」ではなく「受難」の意味です。イエズス会では、この植物はキリストの受難を象徴する形とされていて、花の子房柱は十字架、3つに分裂した雌しべが釘、副冠は茨の冠、5枚の花弁と萼は10人の使徒、巻きひげはムチ、葉は槍であるなどと言われています。銀色のインクが使われ、光に翳すとキラキラと光ります。この方は1870年に生まれて、1907年に亡くなっています。約11㎝×7㎝。オランダ製。
デスカードとはお葬式で配られるカードで、裏面に亡くなった方の名前や日付け、どんな人柄、どんな人生だったのか、お祈りの言葉などが書かれています。静謐で美しい絵柄のものが多く、ホーリーカードとはまた違った魅力があります。
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