黒みを纏う銀のブレスレット
漆を思わせるような艶、その肌にうねる植物をモチーフにした装飾が細やかに彫り込まれてます。
この金属が極限まで黒みを帯びたような質感は、銀の表面に長い年月をかけてできた薄い膜によるもので、中まで浸透したいわゆる錆びではありません。
これを何色と表現することは非常に困難です。なぜならば、表面に周囲の光や色彩を複雑に映しこむからです。金属感のある鈍色をベースに、色や光などの環境の変化によって微妙に表情を変えると言えばよいのでしょうか。
何れにしても、今となっては、古色が生んだ姿を纏う唯一無二のブレスレットとなりました。
素材は銀の純度が92.5%のスターリングシルバーで、裏面に1964年、イギリス、バーミンガムのオフィスで検定を受けた刻印があります。
サイズは、内寸の直径が約6×5.3センチの楕円形で、幅が約1センチです。
前述の通り、この色彩、質感は表面に生じた膜によるものですので、シルバー用クロスなどで磨くと損なわれてしまいます。
古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。