金のメカニカルペンシルペンダント
余分な光沢を全て削ぎ落とした金を纏い、施された彫りは陰影を極限まで深めたメカニカルペンシルです。100年以上前のイギリス、ヴィクトリア朝の書斎の昼下がりに流れる空気がこの小さな一品からも漂ってくるようです。
金メッキよりもずっと層の厚い金張りで、古色を帯びた素材のしっとりと落ち着いた質感がお楽しみいただけます。また、ヘッドのペーストガラスは赤みを帯びた深い紫で、綺麗にカットされた中に密やかな光を含む姿がとてもエレガントです。
サイズは芯の部分を格納して約4センチ、筆記用に伸ばして約5.5センチととてもコンパクトです。オリジナルの環がついておりましたので、そこにチェーンをつけました。小さな金と紫の光と陰をペンダントとして身に纏われても素敵かと思います。はるか昔のイギリスでも、もしかしたら女性が同じように身につけていて、どこかのお集まりで言葉を交わした方の名前などをさっと書き留めるのに使ったのではと想像されます。
ごく短い芯を先端から入れ、格納される部分を回して芯を出し入れします。手持ちの0.9ミリの芯では少し緩かったので、1ミリの芯が合うかもしれません。ボールペンなどなく、他の筆記用具と言えばつけペンくらいの時代に、このペンシルはとても便利だったことでしょう。
19世紀、ヴィクトリア朝のイギリス製です。
古いものですので傷、汚れがありますが、先端部分の格納はスムーズにできます。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。