古いティーポット
鈍い光を照り返す艶やかな肌触り、深く黒ずんだ複雑な色彩、光と影が織りなすオブジェはまるで金属製ではないようにすら見えます。美しい曲線とバランスの造形に、長い年月がもはや唯一無二とも言える質感をまとわせて、このような作品が生まれました。
これは、19世紀、ヴィクトリア朝、イギリス最高のカトラリーの生産地シェフィールドで作られたティーポットで、素材はピューターと思われます。
このまま飾っても、一日の光の明暗である時はエレガントに、ある時はダークにと様々な表情を見せてくれます。また、生花やドライフラワーを飾ればその取り合わせで、過去と現在、生と死といった人生の対極をほのかに感じさせるかもしれません。他にも様々な使い方があると思います。どうぞお手元で古いものとお付き合いください。
もとはティーポットとして作られましたが、古いものですので汚れがあり、食器としてのご使用はお薦めしません。また、4本脚の1本に修復の跡があり、他にも傷やへこみがあります。
サイズは高さが約17センチ、持ち手から注ぎ口の先端までが約20センチです。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。