色彩博物画「クダクラゲ」
魔界の花かと見紛うばかりの姿ですが、これは海洋生物クダクラゲ類なのです。ドイツの生物学者で生物画家としても知られるエルンスト・ヘッケルはその美しい生物画で自然界の生物の芸術的な形態を人々に紹介しましたが、これも彼のスケッチを元にした1枚です。特にこちらは彩色されていますので、造形だけでなくその色彩から質感まで伝わってくるようです。
20世紀の初めの頃、ドイツで出版されたメイヤー百科事典の挿絵としてライプツィヒで製作されたクロモリトグラフです。一般向けの書籍ですので、この図版は当時の人々に大きな驚きと影響を与えたことでしょう。今の眼で見ても素晴らしくユニークな美しさを放っています。よろしければ、ぜひ飾って楽しまれてはいかがでしょうか。
サイズは約24.4×31.1センチです。
書籍に折り込まれていたため中央に横に折り目があり、古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。