北斗七星の天文絵本
こちらは「ひしゃくからの天文学」と題された子ども向けの天文の本で、ひしゃくとは北斗七星のことです。さあ、まず夜空にひしゃくを見つけましょうね。そこにほら、おおぐま座があって、そこからこう伸ばしていくとこぐま座ですよ。という具合に星座を見つけていく本なのです。深い夜空を思わせる美しい紺色を背景に描かれた星座の説明図も魅力的ですが、説明文の中にも星座にちなんだ絵が必ず入っており、始めの、おじさんが子供達に説明している挿絵も素敵です。また、最後の方にある "The Milky Way" の章で、魚たちが天の川を泳いでいく景色はどんな世代の人の心も動かすことでしょう。
この本にまつわる話をもう少しだけ。これは著者の孫娘アリスに捧げられています。著者のクラーク氏は彼女に "Nova Bostoniae" と新星の名前をつけ、出現後24時間で「観測」されたという写真を添えています。やがてアリスはエリオットおじいさんと一緒にひしゃくを探し、天の川を泳ぐ魚の話をしたことでしょう。
綴じが緩んでおり、外れているページがありますので、とてもお買い得なお値段にいたしました。表紙の裏に女子校の図書館の蔵書票が貼られています。
1930年代にアメリカ合衆国で出版されました。
サイズは約21.7×12.5センチ、厚さが約1センチです。
前述の綴じの緩みの他、古いものですので傷みや汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。