天文図版「日蝕と月蝕」
こちらは「一年間で最多の蝕」と題された天文図版です。一年間で最も多く日蝕や月蝕が起こる場合はこうなりますと図説して、蝕のメカニズムを説明しているようですが、知識の乏しい私には詳しくはわかりません。それよりも太陽を中心に放射状に配置された直線と曲線のデザインに眼を奪われてしまいます。
これは19世紀の中頃、Asa Smith が著した「図解天文学」というニューヨークのパブリックスクールの教科書の1ページです。今の眼で見ても虜になりそうな空想科学的なデザインだけでなく、当時としても珍しい木版刷りで、黒ベタが綺麗に出るという特性を最大限に活かしてとても魅力的な天文図版になっています。どんなお部屋に飾っても、その一角に科学と夢が混ざり合った雰囲気を漂わせてくれることでしょう。
サイズは約29.2×23.3センチです。
綴じからはずされた跡があり、古いものですので切れや傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。