アンティーク植物画「トウヒの森のラン」
昼なお暗いドイツの森に白く浮かび上がる植物の姿を描いています。クロモリトグラフによる多色刷り印刷で、明暗、遠近の表現までとても緻密で絵画的な図像が出来上がりました。カラー写真や現代の印刷とは違う、この時代ならではの魅力的な博物画です。
描かれているのは、その花の形状からランの一種と思われますが、詳細な種類まではわかりませんでした。何れにしても、19世紀から20世紀初頭の一般向けの書籍の挿絵で、当時の人々の自然科学に対する興味、好奇心の深さが感じられます。森の国ドイツのトウヒの林に咲く白いランの神秘的で幽玄な雰囲気を、ぜひお部屋に飾ってお楽しみください。
20世紀初頭までのドイツで製作されました。サイズは約17.2×25センチです。
古いものですので傷や汚れがありますが、図像は十分お楽しみいただけます。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。