花籠を持つ手のブローチ
ヴィクトリア朝、喪服の装飾として使用されたボグオークのブローチです。まるで天女の手のような美しい指先が花籠を捧げ持っています。ヴィクトリア朝のモーニングジュエリーとしては、ヴィクトリア女王が身につけられたジェットが有名ですが、ジェットは産出量が限られていたため、その代用として様々な素材が用いられました。ボグオークは、ジェットほど長い年月は経ていませんが、やはり数千年を経て樫の木が炭化したもので、見た目より軽く、質感もジェットに近いものです。「花籠を持つ手」はヴィクトリアンジュエリーの代表的な意匠で、サイズは幅約8センチです。
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