冬の到来の前の熟した木の実の燃えるような赤、一粒溢れた血の粒の赤、深い黒みを帯びたガーネットはドラマティックな赤を纏っています。それを囲むようにクリアなペーストガラスが散らされると、銀の光に包まれてその赤は浄化されていくように見えます。謝肉祭、クリスマスの祝祭の赤、冬の夜に供される甘いポートワインの赤でしょうか。
この景色を見ていると、情熱的なガーネットの周りに清楚なペーストガラスを置き、その両側にまた小さくガーネットを置いたクラスタリングの意匠の意味がよく分かるように思います。
赤と銀の清らかで温かいコンビネーションが美しい指輪です。
台座は銀の純度が92.5% 以上のスターリングシルバーです。イギリス、シェフィールドの検定所で1976年に検定を受けた刻印があり、重厚な質感がこのリングの魅力をさらに引き立てています。

1976年、イギリス製です。ガーネットは約0.4×0.6センチ、リングは日本の規格でだいたい13号程度です。
使用されているガーネットは買い付け時の情報により、その後、正式な鑑定はしておりません。
古いものですので傷、汚れがあります。