聖母のホーリーカードとメダイ
聖母子が描かれ、幼いイエスの手には折れた十字架があります。これは、1882年、フランス、リヨンで長らく病に苦しむ21歳のアンヌ・マリー・コステの元に聖母が姿を現し、その3度目の出現の際に抱かれたイエスは折れた十字架を手にしていたのです。その翌年、4度目の出現の後、アンヌの病気は完全に平癒し、キリスト教会から奇跡と認められるに至りました。
エンボスの手の込んだ縁取りも美しく、表情豊かに聖母子が描かれたカードは、この折れた十字架の逸話を元にしたもので、二つ折りの中にはその詳細が記されています。
合わせたメダイは、やはり冠をいただく聖母子の姿を浮き彫りにしたもので、裏面には聖母に献堂された聖堂が描かれています。そして、メダイのハートのフォルムはマリア様のみ心を象徴しているのでしょう。
どちらもマリア様を身近に感じられるお品と言ってよいでしょう。
ホーリーカード、メダイともに19世紀末から20世紀初頭のものと思われます。
サイズは、カードが約8×12.2センチ、メダイが約1.6×2.2センチです。チェーンは現行品で長さが約44センチです。
どちらも古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。