書籍「天空の驚異」
堂々と黒光りする天体望遠鏡、その背景に星空が広がり、その星々はこの本の小口にまで散りばめられています。さらに裏表紙には知恵のフクロウと科学を象徴する杖カドゥケウスのエンボスを施した、まさに空に憧れる想いがそのまま形になったような装丁の、その名も「天空の驚異」という本です。
扉には彗星を観察する人々が描かれていますが、この本が出版された1910年はハレー彗星最接近で世界中が大騒ぎになった年でもあります。その他にも神話の世界に始まり、天の自然現象、それぞれの惑星、天球図、隕石から星雲、天体望遠鏡に至るまで、どれもわくわくするような図版とともに解説されています。
一般向けの天文書ですが、古今のあらゆる好奇心が詰まったような一冊です。
1910年、ドイツ、ベルリンにて出版されました。サイズは約17×23.5センチ、厚さが約6.6センチです。裏の見開きに他の書籍の切り抜きが挟み込まれていましたので、これもそのままにしてお届けします。
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