「図説フランスの聖母巡礼の歴史」
青はマリア様の色です。その美しい青に金と銀でエレガントに装丁した大型の本は「図説フランスの聖母巡礼の歴史」です。裏表紙の青に浮かぶ金のロゴひとつを見ても本当に美しいですね。
ノートル・ダム「我らの貴婦人」とは聖母マリアを表します。この名を冠した聖堂は古くからフランス各地に建設され、そこにはそれぞれマリア像が安置されて大切な巡礼の地となりました。有名なところではパリの大聖堂や聖母出現の奇跡の地、ルルドの聖堂などがありますが、この本ではフランス全土の聖堂と聖母像を図版と地図とともに紹介しています。
彩色図版はそこに満ちている柔らかな光まで感じられるような淡く美しい色彩で、白黒の図版はその豊かな表情と深い陰影からその場に流れる雰囲気まで漂ってくるようです。
優雅な装丁に豊富な図版、その全てが聖母マリアに捧げられたようなこの書籍をめくるたびに滲み出る滋味を、どうぞごゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。
1890年、パリにて出版されました。中に補遺と思われる紙片が挟んでありましたので、これもそのままにしてお届けします。
サイズは約21×28.5センチ、厚さが約7センチです。
古いものですので傷や汚れがありますが、綴じの切れはありません。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。