聖心のホーリーカードとエクスヴォート
マルグリット・マリー・アラコクは17世紀の修道女で、このホーリーカードは彼女が幻視したイエスの聖心のイメージなのだそうです。1673年12月27日、聖堂で祈る彼女の前にイエス・キリストが現れ、自身の心臓を見せたのです。「私の心はこの世の罪で傷つけられている。」というイエスの言葉によって、彼女は様々な苦難の末に聖心への信仰を広めて行きました。そして、彼女は、今、聖人に列せられています。
合わせたものはエクスヴォートと申しまして、教会でお願い事をした後に、それが叶ったお礼に奉納するものです。燃える心臓はやはりイエスの聖心をイメージしたもので、上部にある穴を使って教会の壁に下げるのです。祈願成就のおめでたい品ですから、幸せのお裾分けがあるかもしれません。
ホーリーカードは19世紀末から20世紀の初めの頃までのフランス製で、エクスヴォートはもう少し新しいアメリカ合衆国製です。
サイズはホーリーカードが約7×11センチ、エクスヴォートが約5×8.5センチです。
どちらも古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。