楽譜入りガラスフレーム
金色の枠にガラスが一枚のフォトスタンドです。ガラスの後ろに写真や絵などを中央の棒に挟むようにして飾るもので、古いフランスではこのスタイルが多く見られました。最低限の枠があるだけですからガラスに図像が浮かんでいるようでもあり、しかしよく見ると上下の金色のライン、頭上に戴くリボンの装飾が展示されているものを優雅に引き立てています。
スタンドそのものに雰囲気がありますから、このように古い楽譜や手書きの文などを飾っても、そこから秘められた想い出や物語がかすかに聞こえてくるようです。
こちらの古い手書きの楽譜は、今となっては大変珍しいEs管のソプラノフルート用です。この楽器は一般的なフルートとは調が違うため、現在では使われることはほとんどありません。この楽譜は表裏ともマーチなのですが、この時代、この曲にはソプラノフルートのパートがあったのですね。一曲目が "Procession Marches"「行列行進曲」、もう一曲が "Bonne Chance Marche"「行進曲 幸運を」です。
古い写真立てに古いものを飾ったら、はたまたぐっとモダンなものを飾ったらどんな佇まいを見せるのでしょうか。色々と試す様子を想像すると、なんだかわくわくしますね。
20世紀初めの頃までのフランス製と思われます。サイズはガラスが約17.5×12.5センチです。
古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。