青いロザリオとホーリーカード
青のビーズがとても美しいロザリオです。綺麗にカットされたビーズの青はやや濃いめで、瑠璃色と言えばよいのでしょう。透明感のある粒がたっぷりと光を含み、清らかで気品のある佇まいです。
十字架とマリア様の聖心を表すハートは落ち着いた銀色をまとい、鮮やかな瑠璃色に優しく汚れのない神々しさを加えます。この青は聖母マリアの色であり、その色彩、質感、雰囲気ともにマリア様を身近に感じられるロザリオに仕上がっています。
合わせたものは、レースのような切り紙細工のカニヴェも美しいホーリーカードです。岩上の聖杯はイエス・キリスト、清らかな水が湧く泉は純粋さを、白い鳩は聖霊を象徴しているのでしょう。そして、傍の青い花、湛えられた水の青は聖母マリアを表しているのだと思います。
裏面に手書きで"Joyeux Noel 1912"とありますので、クリスマスカードとして使われたのでしょう。その絵柄からも、イエス・キリストの生誕をお祝いするのにふさわしいカードです。
今回は、このように、イエス・キリストと聖母マリアを感じられるセットにしてみましたが、いかがでしょうか。
ロザリオは1930年代までにフランスで作られたものと推測されます。サイズは、クロスが約2.4×4.4センチ、チェーンの部分が長さ約64センチ、クロスとハートのプレートを繋ぐ部分が約11.5センチです。ロザリオは本来、首から下げるものではないため、チェーンを切り離す環がついておりませんのでご注意ください。
ホーリーカードは1912年のフランス製で、サイズが約7.4×11.4センチです。
ロザリオの金属部分にへこみがあります。また、どちらも古いものですので傷、シミや汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。