ハードボイルドなビスクドール
小さなビスクドールにしては珍しく、どこかハードボイルドな印象すらある陶器の人形です。首に針金の芯があり、様々な方向に向けることができます。首の向きや微妙な角度で重心を調整すると自立する場合もあります。ポケットに手を突っ込み、顔には不敵な笑みを浮かべ、鋭い視線を投げてくる。この気取ったポーズはずっと見てると癖になりますね…!
元は彩色されていたのでしょう。帽子の赤などにその痕跡がありますが、全身に深い陰影を刻んだ渋い風合いからすると、実は結構なお年なのでしょうか。しかし、ブルーの瞳は未だ生気を残し、「まだ老いこむにゃあはやいぜ。」なんて声が聞こえてきそうです。
生意気な子供かと思いきや実は渋い悪役だった!というような、不思議な映画の登場人物を思わせる人形です。頭の上に針金の輪があり、下げることもできますので、ガードマンとしてお守りのように持つのも面白いかもしれませんね。
20世紀の前半までのフランス製と推測されます。サイズは、身長が約7センチです。
古いものですので針金に錆があり、全身に傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。