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チェコの上皿秤

金属のフォルムとメカニズム、打刻された数字、そしてそれが連動して動く様子、その全てが美しい秤です。
一番上の台にものを置くとそれが下がり、下の三角形が広がります。その動作を見ているだけでも楽しいのですが、その三角の底辺にあたる部分に0から20までの数字が刻まれ、上部に交差している円に20から100までの数字が刻まれています。つまり、20グラムまでは下の目盛りを読み、それ以上、100グラムまでは上の目盛りを読むという仕組みなのです。そのよく考えられた機構に感心します。台座は石か樹脂を艶やかに磨いたもので重量があり、こちらも美しく精巧に作られた様子が伺えます。
買い付け時の情報ではチェコ製とのこと、そして100グラムまでしか測れないことなどから、当地の郵便局ででも使われていたのでしょうか。チェコといえば1920年に戯曲「ロボット」を発表したカレル・チャペックを思い出しますね。彼はロボットという言葉を世に送ったことを必ずしも喜んではいなかったようですが「歯車、光電池、その他諸々の怪しげな機械の部品を体内に詰め込んだブリキ人形」という彼自身の表現とこの秤がほんの少しだけ重なるような気がします。

20世紀の初め、ちょうど戯曲「ロボット」発表の頃までの製作と思われます。サイズは、台座が約9.8×7センチ、高さが約15.5センチです。
現在では正確な重量を測ることはできません。台座に何箇所か欠けがあり、古いものですので他にも傷、汚れがあります。

こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。

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