ローマンガラス「古代の陶器」
こちらはローマンガラスと申しまして、ローマ帝政開始以降のローマ帝国内で作られたガラスです。その後、1000年以上地中にあったため土中の他の成分と様々な化学変化を起こしており、それぞれがそれこそ長い年月と偶然が生み出す複雑で独特な表情と質感を持っています。
こちらは素朴で温かみのある肌触りと造形から古い陶器をイメージさせます。しかし、長い長い時の流れはそこにとても複雑な姿をまとわせます。薄く曇ったガラスの下に見える淡い緑、散りばめられた銀色の切片、艶のある深緑、裏返すと銀色の面がガラスのアンバーに染まり、一見、金色に見えます。底面の一部には青みがかった緑が煌めきながらたなびいています。
古代の世界は、今よりも神と人の距離が近かったのかもしれないなどと思ってしまう景色です。
こちらは出土後、専門家による修復がしてあります。その為、完品よりもお求めやすくなっております。元々は香油などを入れる小型の瓶ですが、隙間がございますので液体は入れないで下さい。ドライフラワーなどを挿しても素敵ですね。
サイズは高さが約5.5センチです。
古いものの風合いをご理解の上、お求めください。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。