黒みを帯びた深い赤、重厚な質感のシルバー、その姿から女王の威厳を感じさせる佇まいの指輪です。綺麗にカットされた3つのガーネットはその奥に密やかな煌めきを宿し、この石に贈られた「真実」「情熱」という言葉を無言のうちにただ体現しているようです。そばに置かれたペーストガラスが時折、光を放ち、高貴な美しさに華を添えています。
銀の純度92.5%以上のスターリングシルバーで作られた台座も、降り積もる古色が余計な輝きを削ぎ落とし、落ち着いた艶やかさを残した表情が素敵です。こちらは、刻印されたホールマークから1951年にイギリス、バーミンガムのオフィスで銀の検定を受けたことを読み取ることができます。
「時の流れが若くして即位した女王を真実へと導き、その尽きせぬ情熱は、心深くで密やかにその火を絶やすことはなかった。」そんな女性を思わせる指輪です。

1951年、イギリス製です。サイズは、ガーネットの部分が直線で約1.9センチ、リングは日本の規格でだいたい13号から14号の間です。
ガーネットは買い付け時の情報により、その後、正式な鑑定はしておりません。
古いものですので傷、汚れがあります。