結び目の指輪
切れ目のない紐を使った意匠の指輪です。その姿は、ヨーロッパに伝わるケルトの結び目のように見えます。古い写本や記念碑の装飾にも見られるケルトノットは、その切れ目のないデザインから永遠の生命を象徴するとも言われています。
こちらのリングは絡み合う紐だけでなく、その交わるところに小さく花が咲いており、生命が交錯するところに新たな生命が生まれるとでもいうような風情です。
素材は銀の純度が92.5%以上のスターリングシルバーです。長い時の流れで全体に黒みを帯び、小花の粒だけは銀色の煌めきを残しています。その対比から更に陰影を深めた姿は、ケルト芸術の古い言い伝えと相まって神秘的な雰囲気を漂わせています。そこには古より連なる生命の物語が隠されているのかもしれません。
20世紀前半までのイギリス製です。サイズは、小花を置いた部分の縦が約1.4センチ、リングは日本の規格でだいたい18号と19号の間くらいです。
古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。