嘆きの天使のデスカードと十字架のセット
ドイツバイエルン州シュトラウビング
十字架の前で嘆く天使が描かれたデスカードです。デスカードはフューネラル・ホーリーカードとも呼ばれ、葬儀の際に参列者に配られる静謐な雰囲気が漂う追悼のカードです。こちらは1894年9月3日に亡くなった方のものですが、長い年月が経っても絵柄を見るだけで、当時、遺された方々の気持ちが現代の私たちの心にも伝わってきます。
合わせた十字架は四方に施された渦巻くような意匠が印象的で、素材の金属は古色に覆われています。降り積もる時の流れは浮き彫りやキリスト像により強い陰影を与え、立体感を深めます。古いものだけが持つ質感と佇まいが、今、身につける方の周囲の空気を少しだけ変えることでしょう。
デスカードは1894年、ドイツ、バイエルン州のシュトラウビングで製作されました。サイズは約7×10.9センチです。
十字架もほぼ同年代のフランス製と思われ、サイズは約3×5センチ、チェーンは現行品で長さが約55センチです。
どちらも古いものですので折れや傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。