ボヘミアの森のステムグラス(ウサギ)
透明感のあるアンバーが美しいボヘミアングラスのステムグラスです。長いステムのフォルムも、光をたっぷりと含んで瑞々しいガラスの質感もとても素敵です。ステムの上に乗るボウルには様式化された森の景色とちょこんと振り返るウサギの姿が生き生きと描かれ、さしずめこのアンバーは、ボヘミアの森のそこかしこに差し込む木洩れ陽といった風情です。
こちらは透明なガラスに色のついたガラスを重ねて、表面を削って装飾を施したものです。全て手作業で、素晴らしい意匠と細工がボウルを埋め尽くしています。
光を浴びて少し幻想的に影を引く姿をただ眺めていても美しいのですが、せっかくですから何かを注いで楽しみたいですね。まずはリキュールでしょうが、普段、盃で日本酒を嗜まれる方はその代わりに使ってもよいかもしれません。穏やかな木洩れ陽のようなアンバーは、どんなお酒も優しく包み込み、引き立ててくれると思います。
こちらは在庫を2点ご用意しました。汚れや傷に若干の差異がございますが、同じサイズ、デザインのものとして、お品物の選定は弊店にお任せいただきます。
19世紀から20世紀初頭までのチェコ製で、同じシリーズの他のものにモーゼル社のサインが見られますので、こちらもモーゼル社製と思われます。サイズは、開口部の直径が約4.3センチ、高さが約12.4センチです。
古いものですので2点とも飲み口にごく小さな欠けがあり、傷、汚れがあります。