古い金色のロケットペンダントです。表面に細かい模様を刻み、楕円を組み合わせた意匠が少し不思議な雰囲気です。
時の流れが古色を纏わせると同時に様々な余計なものを剥ぎ取っていくようで、古いものは出しゃばるということがないように思います。このお品も最小限の艶を残し、その代わりに刻まれた模様に深い陰影を与え、問われれば語るというような風情です。このようなペンダントならば、身につけたら途端、ずっとそこにあったように馴染むことでしょう。これも古いものの持つ力ですね。
こちらはロケットですから中にものを入れることができます。大切な何かをそっと忍ばせて、密やかに身につけるというにはうってつけのペンダントです。

20世紀の初めの頃までのイギリス、あるいはフランス製です。サイズは約2×2.5センチ、チェーンは現行品で、長さが約43センチです。
ロケットが開けにくい時は、カッターの刃など薄いものを浅くそっと差し込んでみてください。その際、怪我にご注意ください。
古いものですので傷、汚れがあります。