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聖遺物入れの十字架とデスカード

聖遺物を入れる十字架です。厚みのある十字架の下のネジを回して開け、中の空洞に聖遺物を入れます。聖遺物には病気の治癒など神秘的な力があるとして、大切にされて来ました。
こちらの十字架の中にも紙が貼られていた痕跡があり、冒頭が L で始まる文字が見えます、これは "Lignum" で「木」という意味のラテン語と思われます。聖遺物は聖人が頻繁に使った物もそうですが、それに触れたものも聖遺物とされました。ラテン語の後半が読めませんのでこれ以上はわかりませんが、かつてはいずれかの聖人にまつわる木片が納められていたものと推測されます。
作法に則って作られた十字架は、小振りですが存在感があります。
合わせたデスカードは、1885年11月6日に17歳と7ヶ月で亡くなった女性の葬儀で配られたものです。「ああ十字架よ!我らの唯一の希望」という文字が記され、十字架に絡む荊がキリストの受難とともに亡くなった方を悼む気持ちを表しています。お参りや巡礼の記念のホーリーカードと違い、静謐な中に遺された方々の想いが滲むようなカードです。

十字架は20世紀初頭から前半までのフランス、あるいはイタリア製で、サイズは約2.2×5センチ、現行品の長さが約56センチのチェーンをおつけします。
デスカードは1885年、フランス製で、約7.6×11.9センチです。
古いものですので十字架、カードともに傷みや汚れがあります。

こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。

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