シルバーのコーンピック(ひとつ)
皆さんは茹でたり焼いたりしたトウモロコシを食べる時、どうなさいますか。やはり横にしてかぶりつくでしょうか。もともと野趣あふれる食べ物ですから、そうするのも無作法ではないでしょう。その際は、結局、手で持つことになりますよね。そうすると当然手が汚れます。醤油をかけて焼いたもろこしなんか美味しいですが、なおさら手は大変なことになります。その度にナプキンやテイッシュで指を拭ってカトラリーを持つ。でもまたトウモロコシが食べたい。手で持って・・・その手を拭いて・・・ああ、煩わしい。この面倒なトウモロコシ問題は古からのものであったらしく、20世紀の初めにはこのコーンピックによってすでに解決されていたのです。
トウモロコシの芯の部分に突き刺せば、さあ、思う存分かぶりついて召し上がれ、手は全然大丈夫、という画期的な道具です。昔からみんなトウモロコシが好きだったんですね。よろしければ2個お使いになり、両側に突き刺して両手で持って豪快にかじりつくことをお勧めします。
こちらは、正式にはコーンコブホルダーと申しまして、銀の純度が92.5%以上のスターリングシルバー、1894年にアメリカ合衆国、マサチューセッツ州で創業した Webster Co. の製品です。それぞれの柄がちゃんとシルバーのトウモロコシになっているのも可愛いですね。トウモロコシがもっと美味しく楽しくなること請け合いです。でもちょっと待ってください。これは手のこんだシルバーの造形なのです。このピックを刺してトウモロコシをサーブしたら、ぐっとシックなスタイルの一皿になるかもしれません。どうぞ皆さんの思いのままにお楽しみあれ。
今回は10点ご用意しました。お品物によっては曲がりや傷のあるものがありますが、お品の選定は弊店にお任せいただきます。お値段は1点のものですのでご注意ください。
20世紀初めから前半までのアメリカ製で、サイズは約7センチです。
古いもので、実際に使われていたようで、曲がりや傷、汚れがあります。