ビオラのブローチ
可憐な花びらのビオラのブローチです。立体感のある金属の花や蕾、葉からは生命の躍動が感じられ、それが柔らかな艶を帯びた金色に塗られた姿は、触ったものを全て金にかえる力を持ったミダス王の神話を思わせます。そこに置かれた小さく煌めきを放つ赤い粒は、このビオラのかつての色を思い出に留めたものなのでしょうか。赤いビオラの花言葉は「思い出」「もの思い」だそうです。さらに、可愛らしい花と俯く蕾はビオラのもうひとつの花言葉「私のことを思ってください」を思い起こさせます。
もうすぐ、初夏はビオラの季節です。このブローチを手に、遥かな昔、暖かな光射すギリシャの王家の庭で起こった悲喜劇に耳を傾けてはいかがでしょうか。
20世紀初頭のフランス製です。売り主からの情報によるとデッドストックとのことですので、時代の割りに大変よい状態です。
サイズは直径が約2.3センチです。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。