携帯用凹面鏡(ケース付)

これはかつての医療器具です。近くに光源を置き、その光を凹面鏡で集めて患部に当て、医師が中央の穴から覗くと無影の像を見ることができるというものでした。今では時代遅れの器具となってしまいましたが、以前は聴診器とともにお医者様のシンボルのようなものだったのかもしれません。
だからでしょうか、ずっしりとした金属の本体によい仕上がりの木製の柄がつき、立派な黒革に紫の布張りのケースまでついています。往診先でおもむろに取り出し、ねじ式の柄を取り付けてのどの奥や眼を覗き込む。「お口お開けて、あーと言って。」だとか「眼を開けて、瞬きは我慢して。」などと言いながら「ふーん、なるほど。」などとつぶやくお医者の様子が目に浮かぶようです。
もちろん今でも、影になっている細かい箇所に光を当てて観察する際に使うことができます。この鏡を取り出して「なるほど。」などと言いながら覗いたらちょっと格好いいですね。
もう一つ何かを収納するベルトがついているのですが、その器具は失われています。ケースの留め金は機能します。

19世紀から20世紀初頭のイギリス製です。サイズは、凹面鏡が持ち手をつけた状態で最大約12.5センチ、鏡の直径が約4.5センチです。
古いものですので本体、ケースともに傷、汚れがあります。

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