真珠貝のオペラグラス
真珠貝のオペラグラスはいかがでしょう。革のケースを開けるとエンジの内張りが、その中から真珠貝で飾られたオペラグラスが出て来ます。華やかで艶やかで、優雅な観劇の様子が浮かんできます。真珠貝は清楚な白い煌きに特有の虹色の光沢を美しく浮かべ、とてもエレガントです。真鍮部分も古色を帯びてよい風合いになり、上品で優雅な真珠貝をさらに引き立てています。
オペラグラスのケースは、持ち歩いたために損傷が激しいことも多いのですが、このお品は持ち手も残っており、留め金も機能しますので、それ以外に傷や汚れはありますが、珍しく全体によい状態です。
さほど倍率は高くありませんが、当時のオペラを桟敷席から見る分には十分だったのでしょう。レンズに埃などはありますが、今でも実用できます。
100年ほど前のヨーロッパで、この愛らしいオペラグラスはどんな貴婦人とどんな舞台を見て来たのでしょうね。
19世紀から20世紀の初めの頃までのフランス製です。
サイズは、本体が最も縮めた状態で約5.8×9.5センチで、約9.5センチは本体の最大幅です。
古いものですので、オペラグラス、ケースともに傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。