ウンディーネのブレスレット
つや消しの金に透明感のある水色を合わせたブレスレットです。水色の一粒はペーストガラスで、水の精を思わせるような光を含んだ瑞々しい色味で、角度によってシルバーの煌めきを宿します。このペーストガラスは、宝石を模倣したいという強い思いから、透明度の高いガラスに巧みな研磨を施すことで生み出され、19世紀、ヴィクトリア朝にその技術はピークを迎えました。
合わせた台座は艶を抑えた渋い金色で、生き生きと輝く水色との対比が素敵です。こちらは金メッキよりも層の厚い金張りで、同じゴールドでもブレスレット部分は質感を変えて程よく煌めきを帯びており、透き通る粒と2種類の金のコントラストが重層的な奥行きを感じさせます。
ヴィクトリア朝の後、1901年から10年までのエドワード朝のイギリス製です。
サイズは、ペーストガラスを置いた金色の台座部分が約2×3センチ、ブレスレットの内寸が直径約5センチです。ブレスレットを切り離すことはできず、輪の部分が伸びて手にはめるタイプです。伸びには限度がありますので、手の小さな女性向きです。
古いものですので若干の傷、汚れがありますが、時代の割りにはよい状態です。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。