聖母子像のホーリーカードとルルドの聖母のメダイ
ホーリーカードの聖母子像は慈愛に満ちた表情も豊かに、美しい色彩と不思議な立体感を持ち、神々しい雰囲気が滲むような絵になっています。各所に金彩が施され、マリア様のローブは表の生地が少し濃い青、裏の生地が薄い青と、纏う衣装の細部まで丁寧に描かれています。周囲を飾るレース状の切り絵細工も手が込んだものです。
添えられた文は祝福し、支え、慰めるイエス・キリストの優しい手について述べられており、絵の中の幼子の姿のイエス様も手を広げて差し伸べています。
合わせたメダイは1858年、フランス、ルルドの洞窟に現れた聖母の姿を浮き彫りにしたもので、小さな立像に纏う衣装の襞まで細かく彫られています。
この年、マリア様は14歳の当地の少女ベルナデットの前に18回に渡って姿を現し、この出現の奇跡とルルドの泉の水による病気治癒の奇跡から、まもなくルルドは大切な巡礼の地となりました。このメダイも、その巡礼を記念したお品です。
ホーリーカードは20世紀前半までのフランス、パリ製、メダイは同時代かもう少し古いフランス製と思われます。
サイズは、カードが約7×11.6センチ、メダイが約1.5×2センチで、チェーンは現行品で長さが約43センチです。
カードの切り絵細工に切れや欠損があり、古いものですのでカード、メダイともに傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。