守護天使のデスカードと聖心のエクスヴォート
銀色の燃える心臓のエクスヴォートです。エクスヴォートは教会で願掛けをし、その願い事がかなった時に奉納するものです。心臓はイエス・キリストや聖母マリアの人々に対する愛の象徴で、教会に行くとたくさんのエクスヴォートが壁に掛けられている様を目にすることがあります。
こちらのお品は古色を帯びて黒々とした中に輝く部分も残していますが、実際にどこかに掛けられていたのでしょう。何れにしても願いがかなったお礼の品ですので、身近に置くことでご利益のおすそ分けがあるかも知れません。
合わせたデスカードは、守護天使に導かれる子供が描かれています。1887年に25歳で亡くなった女性のものですが、天に召される時には子供の姿に戻り、幼い頃から守ってくださった守護天使によって最後も導かれるという絵柄です。柔らかな薄紫と銀を使った色彩からも、亡くなった方の安息を願う静かな祈りの気持ちがにじみ出るようです。
エクスヴォートは20世紀中頃までのアメリカ合衆国製で、素材は銀メッキと思われます。サイズは約4.5×6.6センチです。
デスカードは1887年、ドイツ製。サイズは約6.5×10.6センチです。
どちらも古いものですので傷みや汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。