黄水晶とスコットランドアザミのブローチ
力強いアザミと透明感のある黄水晶のブローチです。
1263年、ノルウェーの軍隊がスコットランドへの侵攻を企てました。夜陰に乗じて奇襲をかけようとしたノルウェーの兵士の一人がアザミを踏んでしまい、そのトゲの痛みに思わず悲鳴を上げたことから襲撃が明らかとなり、スコットランドは救われたのです。この逸話からアザミはスコットランドを国難から救った花となり、今はスコットランドの国花なのです。
そのこともあり、また、鋭いトゲと凛とした立ち姿に相応しく、アザミの花言葉は「独立」から「厳格」はたまた「触れないで」などとなっているのです。
こちらのお品も重量感のある銀色のアザミが堂々と表現されています。その中央の黄水晶は台座の裏がなく光が透過するように置かれ、綺麗にカットされた透き通る質感が金属のアザミとともに清廉な雰囲気を漂わせています。実はスコットランドは黄水晶の産地でもあります。こちらの石が当地産のものかどうかははっきりしませんが、この取り合わせはスコットランドを語るのにはとても相応しいものなのです。
19世紀、ヴィクトリア朝時代のイギリス製で、サイズは約3.4×4センチです。
使われている石の素材については買い付け時の情報により、その後、正式な鑑定はしておりません。また、古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。