星降るデキャンタ
深く美しい青のガラスが、まるで溶け出したような柔らかな曲線を描き、その色合いとフォルムがこの上もなくお互いを高め合っています。陽光の下にあっては瑞々しく光を含み、室内では奥深い雰囲気をまとって艶やかに佇んでいます。
18世紀、イギリス、ブリストルに始まる深い青のガラスは、19世紀、その地にちなむブリストルブルーの名とともに広がって行くのですが、こちらもその青の系譜に連なるものと言ってよいと思います。
永遠に柔らかさを保って少しずつ広がり続けるかのような曲面に、深く美しい青を背景に金彩で星が描かれています。そのとてもシンプルな意匠が、きっと全ての人の心に、その人の星空を想い起こさせることでしょう。
このデキャンタにお好みのものを入れて、あるいは形のない何かを潜ませて、想い出の星空の下、どうぞ心ゆくまでお楽しみください。
19世紀のフランス製です。サイズは栓も含めた高さが約15センチ、横幅の最大が直径約12.5センチです。
古いものですので金彩に擦れや消えがあり、全体に傷、汚れがあります。古いデキャンタは栓が失われていることもありますが、こちらは栓もオリジナルのガラス製です。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。