おとぎばなしのカード
こちらは "Panto People" という1930年代のゲームのカードです。こういう古いカードのイラストレーションには、全く意図していないのかも知れませんが、どうしようもなく滲み出てくるなんとも言えない魅力があります。
こちらにでてくるのは7つのおとぎ話で、「赤ずきん」「アラジン」「眠り姫」「シンデレラ」「ジャックと豆の木」は皆さんご存知ですよね。あとは「ウイッティントンと猫」、これは無一文のウイッティントンがネズミをとる猫のおかげで財を築きロンドン市長になるという14世紀の立身出世物語で、日本で言えば「わらしべ長者」みたいなお話でしょうか。もうひとつ "Babes in the Wood" も古くからあるイギリスの童話です。
このお話の登場人物が「ヒーロー・ヒロイン組」(Hマーク)と「悪役組」(Vマーク)、さらに無印組に別れて描かれているのですが、その表情は思わず笑ってしまうコミカルなものであったり、可愛らしさににっこりしたり、泣きそうな顔にこちらもどきどきしたり、その勇気や希望に満ちた姿にほっとしたり、時には背後にある陰惨な雰囲気にはっとさせられたりと、お話の中に引き込まれるようで見ていて飽きません。
7つのお話に3種類の絵柄で、同じ絵柄が1組ずつあり、計42枚のコンプリートセットになっています。ほうきに乗った魔法使いのお婆さんに誘われて、カードをめくりながらおとぎ話ワールドに迷い込むのもよし、英語の解説もついていますのでゲームを試してみるのもよいでしょう。
1930年代のイギリス製でオリジナルの箱がついています。
サイズはカード1枚が約4.7×6センチです。
古いものですので傷、しみ、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。