オパールセントガラスの指輪
半透明の青白いガラスが一粒置かれています。しかし、ぼんやりと佇んでなどはおりません。この綺麗にカットされたガラスの粒は、僅かな光でも薄いオレンジ、ピンク、レモン色の煌めきを放ちます。それはまるで火花が散るような、あるいは光の小粒が舞うような光景です。また、光の加減で一部がレモン色に染まる瞬間もあります。全体は霧のような上品で柔らかな質感に包まれながら、美しく煌き続けるその表情は本当にエレガントです。
この質感と遊色の出現の仕方から、こちらはオパールセントガラスと思われます。また、その左右に配されたクリアなガラスも、綺麗にカットされ、角度によって放つ美しい煌きでこのリングの魅力をより引き立てています。こちらは、19世紀、ろうそくの灯りの下のダイヤモンドなどと称されたペーストガラスと思われます。また、台座は銀の純度92.5%以上のスターリングシルバーで、3つの粒を籠のように支えて下面からも光を受けられる手の込んだ細工が施されています。
20世紀中頃までのイギリス製。サイズは、中央の粒が約1×1センチ、リングは日本の規格でだいたい19号程度です。
古いものですので若干の傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。