あかがね色のブローチ
あかがねとは銅のことです。こちらのお品は色を整えた合金と思われますが、この何とも不思議な色味はあかがね色が近いように思ったのでそのように名づけてみました。この赤みはどこか不吉な暗示のようでもあり、逆に邪を払う力を持っているようでもありますね。
浮き彫りにされた模様も、フルール・ド・リス様のものが中央から四方に伸び、縁には植物の葉のような装飾が施されています。紋章なのか、何かの団体の徽章なのか、いずれにしてもかつては何かの意味を持っていたようで、謎めいた雰囲気です。
このブローチの神秘的な色味と不思議な意匠を眺めていると、どこからか「ちゃんと知ることがそんなに大事かい?」という声が聞こえてくるようです。
製造年の詳細は不明ですが、20世紀前半までのフランス、あるいはイギリス製と思われます。
サイズは直径が約2センチです。
古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。