クリスタルガラスのインク壺です。まさにカットしたガラスの塊というシンプルな造形が、その透明度の高い美しさを最大限に引き立てています。
お屋敷の庭に面した窓際で執務にあたる家令や秘書の机上に、またロンドン警視庁の上級警察官のデスクにもこれがありますね。時を遡って見てきたわけではありませんが、実用的な文房具に美しいクリスタルガラスを使うことで、機能性に威厳と誇りを加えているような気がします。
かつての人々のものに対する想い、長い時を経て今、そこから立ち上る雰囲気をどうぞお手元でお楽しみください。

このお品は在庫がふたつございますが、掲示しているお値段は1点のものですのでご注意ください。古いものですので、ふたつとも小さな欠け、傷、汚れがあり、双方に若干の差異がありますが、1点ご購入の際のお品物の選定は弊店にお任せいただきます。

19世紀、ヴィクトリア朝のイギリス製で、サイズは約4.3×4.3センチ、蓋を含めた高さが約5.5センチです。