白瑪瑙のロザリオ(ケース付き)
艶やかで瑞々しい半透明、乳白色のビーズ、そしてクロスまでも同じ素材で彫り上げられたロザリオです。光を浴びるとビーズはうっすらとアプリコットの遊色を帯び、クロスには遊色の光の筋が浮かびます。
このお品はガラスではなく石を磨いたもののようで、ホワイトアゲートではないかと思われます。清らかに磨かれて光を含み、内側から静かに発光しているかのような質感は神々しく、ロザリオに相応しい素材と言えましょう。
中ほどの立体的な金属のハートは聖母マリアの汚れなき御心を表しています。その細やかな浮き彫りと金属のチェーンも手の込んだ仕上がりで、十字架のイエス像も含めて、長い時の流れに黒みを帯びたよい風合いです。
このたびは、オリジナルではないのですがちょうどよいケースがありましたのでおつけします。少し色味は濃いのですが、外のベルベットの青はマリア様の色でもありますし、中の薄いベージュはこちらのロザリオの色味ともよく調和しています。
ロザリオは1920年頃のフランス製です。ケースはニューヨークの宝飾店のもので、ほぼ同時代かもう少し新しいものと思われます。
サイズはクロスが約2.5×4センチ、チェーンの長さが約59センチで、クロスとチェーンを繋ぐ部分が約11センチです。
ロザリオは、本来、首からかけるものではないため、チェーンを切り離す環がついておりませんのでご注意ください。
素材については買い付け時の情報により、その後、正式な鑑定は行っておりません。
古いものですのでロザリオ、ケースともに傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。