聖ロクスのメダイと聖杯のホーリーカード
青がとても綺麗な聖ロクスのメダイです。聖ロクスは1295年、フランス、モンペリエで生まれました。当地の総督の家庭でしたが、20歳で両親がなくなったのを機に全財産を貧者に与え、ローマ巡礼の旅に出ました。ローマでは流行していたペスト患者の看護にあたり、彼が患者の頭上で十字を切るとペストはたちまち癒えたと言われています。その後、帰郷しますが、スパイと間違えられて投獄され、1327年に獄死します。このようにペストを癒したということから、聖ロクスはペストおよび伝染病を避ける守護聖人となりました。
こちらのメダイでは、彼が脚を見せて立つ様子が浮き彫りになっていますが、これは彼が脚に裂傷を負った際に犬が傷を舐めて治したという伝説による、彼を象徴する姿なのです。
合わせたホーリーカードは聖杯にイエス・キリストを象徴する文字とやはり彼を示す子羊が描かれています。細密な版画に繊細なレースのカニヴェも美しいカードです。こちらは1884年、司祭に叙階されたことを記念して製作されました。
メダイは20世紀前半までのフランス製です。
サイズはメダイが直径約1.4センチ、チェーンは現行品で長さが約43センチです。カードは約7.5×11.5センチです。
どちらも古いものですので傷、汚れがあります。
こちらの商品は店頭展示品のため、売り切れの場合がございます。また、古いもの性質上、汚れや傷もございます。どうぞご理解下さいませ。